2010年02月21日

2009年新大久保R'Sアートコート

このホールでこうやって年に一度の東京での自分企画のコンサートを行うのはこれで二回目。2008年は「地球に似た惑星にいるあなたに」の発売記念ライヴということで、レコーディングメンバーの近藤達郎さん、松永孝義さん、永原元さん、そして大野えりさんという豪華なバンドスタイルでスタッフの方々も手弁当に近いかたちで、賑やかに、そしてお客さんも本当によくぞ来ていただいた!と、そらはそれははじめてのホールコンサートだった。
今回も「She said NO!」の発売に近い日を選び、初めはバンドのかたちにしようか、はたまた編成を小さくして、たとえばドラムだけとか、、いろいろ悩んだ。そこにレイチェルさんのスケジュールが重なって、それならば私自身は一人、そして彼女も一人、というとてもシンプルでしかしとても難しいプログラムを決めた。
私が何より初めにしなくてはいけない準備はその日にお客さんにきていただくこと。皆さん早くから予約していただいたり、10枚、20枚と友人の方々にチケットを売ってくださったりで、しかし当日まで無事故でその場にお客さんが集まってくださる事を祈りながらいた。さまざまなアクシデントもあったけれど、それも勉強だったし、主催が自分なのだから全ては自分の責任であることで、日常各地で主催してくださったり、企画してくださったり、お客さんに声をかけてくださる方々の苦労を改めて感謝した。
主催は自分でも、ひとつのコンサートはお客さんとそして陰で数え切れない人たちに支えられて出来上がる。
2回目のR'sアートコートのステージに上がった瞬間に、様々な想いが溢れてきた。照明のあたったステージからは客席が見えにくいのだけれど、そこには確かにそういう一人ひとりの想いが席を埋めているのがわかる。
「アリガトウよしだよしこウタウ」というタイトルのように唄わせてもらえばよかった。
一部は私一人で新しいアルバムの曲を中心に唄った。しかし、これはもう反省しても仕切れないのだが、二部でのレイチェルさんとの事やそれまでの実務や
その他諸々の人間関係の事などで、どうしても集中できないまま唄ってしまった曲があった。録音をしているということも意識してしまっていた。せっかくの「アリガトウ」なのに、自分のことで頭がいっぱいになってしまった瞬間が何度もあった。本当に申し訳ないと思えばおもうほどおかしくなるもので、
言い訳しないステージを心してきたくせに。。。。一部の最後には「今夜彼女は台所を棄てた」をやり直す始末。まだまだだ、ほんとにまだまだだな。
せっかくこんなに沢山の方々が集まってくださったのに、悔しかった。
しかし、考えている時間はなく二部がはじまった。私が「ライディングハイ」をダルシマで唄ってレイチェルさんを呼び込んだ。彼女は少し緊張気味だったけれど、それでも持ち前の声の響きとリズムは、彼女のファンの人たちには喜んでもらえたはずで、ただ通訳をお願いした朝倉晴子さんには、事前の打ち合わせが少なかったことで随分苦労をさせてしまった。二部は殆どレイチェルナンバーで、最後に私が「She said NO!」を唄って終わった。アンコールは決めていなかったのだけれど、咄嗟に私がレイチェルさんに「Water is wide??」と言ったら「OK!]ということでぶっつけ本番の英語と日本語のデュエットが出来た。これは嬉しかった!
彼女も100枚ほどの「Wind song」というアルバム(これは20年前に録音したレコードを最近リマスターしたもので、とても音が良く、私の唄っている「道ばたでおぼえた唄」と同じメロディーのDaggerDanceという曲も入っていて、ステージが終わってからは彼女のこのアルバムを沢山買ってくださった方々があってとても嬉しかった。それに加えて私自身のアルバムまで買ってくださる方が半分以上だったので、これは大変なこと!言葉にならない!
レイチェルさんを昔から聴いていた方々は当時のレコードを持って彼女のところで写真を撮ったり。そういうことが実現できたことは成功だったし、事故のようなことも起きないで大きな一日が終わった。

この日にしたことは、良いところも悪いところも含めてこの日の事であるから
とにかく翌日もあるツアーのために私とレイチェルさんは、打ち上げもせずにホテルに戻った。

ただ、毎年一度の東京のライヴは、やはり「よしだよしこ」の軸がぶれていてはお客さんに申し訳ないと、一人ホテルにてもう一度反省。。。。
しかし、私が誘わなければ多分こういう形のコンサートでレイチェル・ファロが唄うということは日本で無かったかもしれない。これは私の挑戦でもあった。
挑戦に伴うリスクも私が抱えて、新たな力にさせてもらうのだ。

ツアーの途中で遠方から来てくださった方と電話をした時に言われた。
映画「ソング・キャッチャー」のシーンを思い浮かべた。。と。
私のダイスキな映画のひとつだけれども、私もレイチェルさんも根っこに同じような「唄」の力を追い求め続けていく精神を大切にしていることだけは確かなことで、彼女の誠実さは言葉を超えてこの日会場に来てくださった方々に少しでも伝わったのなら幸いだ。

大きなコンサートを背負うだけのチカラをつけるぞ!
posted by よしだよしこ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/35500831
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック