2009年06月26日

休養という仕事

松山の翌朝、三崎組はそれぞれ帰宅。私も便乗して三日間ゆっくりさせてもらうことにした。
あいにく天気も良くなかったので常宿にさせていただいている「松田旅館」で
ゆっくり昼寝やら、東京に帰ってからの録音の為の歌詞や譜面のおさらいをしたりしていた。松田旅館は今はもう旅館としてはあまり人は泊めないらしい。
お母さんもお歳だし、、、しかしだ!何故私がこの旅館にコダワルカ?というとそれはただひとつ!シーツと浴衣の糊の利かせ方が半端ではないのだ。浴衣はそのまま立ってしまいそうなくらい。大袈裟ではない。そしていつかお母さんに「糊、気持ちよいです」と言ったら「残ったご飯、もったいないでしょあれ使ってるんですわ」と言う話、以前にも書いたかしら、、、でも何度でも書きたい。
いつも御世話になっている中村さんと娘さんと近くの温泉に連れていってもらい、早々と就寝。畳の部屋がいい!疲れが吹き飛ぶ!

翌日は、ご恩返しのつもりで、去年も行かせてもらった「県立三崎高校」の音楽の時間におじゃました。体育祭の準備でみんな忙しそうで、もう少し時間があったら面白かったけれど、それでもみんな一生懸命Fのコードに挑戦していた。選曲はアメイジンググレイス。来年はなんでも学校60周年だそうで、そのときは絶対に行かせてもらえたらいいなぁ、、。この三崎という場所を最初に紹介してくれたのは自分達の故郷だからと言ってくれた「サスケ」の二人。
だからみんなで来れたらいいなぁ、、。
この夜は、佐田三崎フォーク連盟オジサンたちと和馬も加わって、中村さん宅にてご馳走をいただく。メインディッシュは採れたてサザエだ!山盛り!
阿部親子が息を止めて潜って採ってきたものだ。身がつまりに詰まっている。
サザエだけでお腹が一杯!
中村宅にはとんでもなく大きなテレビモニターがあって、それで私の虹の根っこを観た。やっぱりDVDもこういう音響と画像で見てはじめてわかることがある。勉強になった。そしてDVDのなかでギターを弾いている萩原信義さんを中村さんが見て、私がノブさんの説明をしていたら、淺川マキさんのLPを出してきて、昔中村さんが一生懸命ノブサンノギターをコピーしていたことを話してくれた。あぁ、ノブさんも来れたらいいなぁ、、。ノブさんならいい人だからサザエ一個でも感動するなぁ、、。

最後の一日は、勝手に町をウロウロ、部屋でゴロゴロ。勝手にさせてもらえる贅沢に感謝。
三崎のみなさん本当にお邪魔様でした。

さぁ、翌日は高知。なんでも電車を乗り継ぐと5時間かかるらしい。朝一番のバス(一日3本しかない)に乗って松山から高速バスがいいと聞いてそう決めていた。しかしだ!やっぱり四国!何があるかわからないものだ!
なんと、高知の学校に行っている息子さんに食料を届けに行く人がいるという、それも阿部父さんの同級生だという。朝8時に立派なワゴン。なんということだ、どうも二人ともかなりの遊び仲間だったらしく、運転席と助手席の会話はとぎれることなく、私はうつらうつらとしているうちに昼前に高知のはりまや橋のホテルの前に運んでもらっていた。
幸せな休日と真心、どんなに元気になったでしょう♪
posted by よしだよしこ at 00:00| 日記