15日(金)CHADの日。このところCHADの時は雨が降ったりしていたけれど、今回は爽やかな金曜日。しかし今月は東京のライヴが多いからお客さんは少ないのは覚悟していた。私のとってこの店は実験と挑戦の厳しい場所なのだ。レギュラーで唄わせてもらうには、それなりの豊富なレパートリーとステージングの変化が必要だけれども、私は誰の唄でもカヴァーできる歌手ではないので、いい加減にそういうことをやっつけのようにやりたくないから、小さなBarなのにでっかい宿題がいつも付きまとっている。マスターの本田さんの耳も厳しいから様子ですぐわかる。最近はそういうことにも意識しなくなった。意識するなと無言で教えてくれていたのも本田さんかもしれない。
今回は、いつも聴きに来てくれるお客さんに加えて、若いカップルがやってきてくれて、ウレシそうにリズムとってくれて、ちょっとグルーヴ感あったな〜
そして、はじめてマイクを使わずに唄ってみた。ちょうど良い音量、ささやかな響き。じっくり聴いてもらうにはこういうやり方も良いし、なんといっても自由だ。上着を脱いで裸足でいるような感覚。
翌日が早いので、CHADから大急ぎで帰宅。しかしやっぱり寝たのは夜中過ぎてしまった。
花小金井に12時までに行かなくてはならないのに、電車を乗り間違えたりで物凄く体力を消耗。
TSPというライヴハウス、去年できたばかりという真新しい立派なスタジオのようなスペース。しかし午後2時からのライヴ、、、なんとかお願いしてきていただいた皆さん嬉しかったです。
タイコの元ちゃんとリハーサルをして本番1時間半、片付けて、考えてみたら移動時間のほうがはるかに長い。。。
乗換駅の高田馬場で食事をしてもまだ7時すぎ。雨が降りそうで降らずにすんだのは本当に良かった。
日曜日から二泊三日の小旅行。
このところ、頭も体も少々オーバーヒート気味だったから、テレビやパソコンのないところで休もうと思った。
しかし、出掛ける間際にメールチェックしていたら、なんとRACHEL FAROさんからの新しいメール!
実は、彼女の歌をはじめて使わせてもらってCDを出す頃からメールのやりとりをしていたのだけれど、だんだん親密になってきて、思い切って「日本で一緒に唄いましょう」という提案をしたら、なんと「行きたい!行く、行く!」
ということにはなっていたのだけれど、これがかなり具体的な日程まで決まってきたのだ。そこまでいくとデリケートなやりとりもあるので、きちんとした英文を書いてくれる人に頼んで今月はすごしていた。
出掛けのメールは、なんとRACHELさんが10月の第1週に上海にいるのでその後に東京に来たいという内容。。。と、いうことは、私の一年に一度の
コンサートの頃じゃないの!ということは、なんとかその日に合わせて、沢山のお客さんにRACHELさんを聴いてもらいたいし、私とのステージもみてもらいたいし、、、
今年は世の中も暮らしが厳しくなるいっぽうで、私もライヴのお客さんやCDの売れ方をみていてやっぱり厳しい、、。しかしそういうときこそやれることもあるのじゃないか?と思って、6月にはレコーディング、そして夏休みをしっかりとって心も体も頭も元気にして、8月の終わりにはニューヨークに行くことにもしていた。う〜ん、我が家の経済はいかに???
しかしだ、やっぱり、そういう時も必要なのだ、、と自分に言い聞かせていた。でもって、RACHELさんが素晴らしいタイミングでやってきてくれる。もちろん私がNYに行けば彼女と30年ぶりに逢ってリハーサルも出来る。実はNY行きは、私の親友のだんな様が、奥さんと二人で行ってきなさいというプレゼントなのだ。
こうなったら、流れに乗って、しかし手は抜かず、一つ一つスピーディーにかつ楽しくやっていこうじゃないのと、、、。
30年前、いや数年前には考えられないような毎日をすごさせてもらっているのだから、弱気は禁物だ。
RACHEL FAROというシンガーソングライターは、今はジャズやラテンミュージックのプロデューサーでもあって、しかし残念ながら日本では本当に少ない人しか知らないアーティスト。
どうやってツアーを組もうかしら、、ゆっくりゆったりしてもらいたいしなぁ、、、。
この日記を読んで、ご興味、またヒトハダ脱ぎましょう!と言う方がいらしたらこんなに嬉しいことはない。