中津川の三日目の朝、それぞれがホテルからそれぞれの場所にと解散していく。
たぐちおさむさんが私を飯田まで送ってくださる。車だと4〜50分なのだという。
たぐちさんと車の中でいろいろな話をしていて、たぐちさんが出版しようとしてもうすぐ完成する、オキナワの片手の三線弾きの金城繁さんのCDブックのことも聞いた。
旅終わって昨日、その完成品が家に届けられた。まだお礼を言っていない。もう少しちゃんと読んで、観てから。
さておき、たぐちさんと飯田でお茶を飲み、お別れをして。
飯田の町を歩きながら、35年前、ピピ&コットでやってきて、泊まった旅館、もうやっていないんだ。高速のインターが出来てから飯田の駅周辺は寂しくなったようだ。
しかし「ふぉの」は頑張っている。今でも素晴らしいアーティストがやってくる。確かにお客さんはいつも一杯じゃないけれど、音楽が大好き、自分も歌う、プレイする人たちが根強くいる。
だからこそ、昔、私たちもこの飯田に来られたのだ。
マスターの小島さんは平常心の人だ。お酒も飲まない。でも善い音を作ってくれる。というかあまり音をいじっていないんだな。自然。
ポスターを作ってくださった中山さんが声をかけてくださり楽しい人たちが集まってくださった。もちろん35年前に私たちを呼んでくださった方も来てくださったし、名前は気になっていたけれど、やっと聴けてよかった、という女性の方もいて嬉しい。
2時間唄って、ちょこっと地味な打ち上げ。ふぉのの打ち上げも好きだ。マスターの漬けた漬物とかね。最後の合言葉はみんなで長生きしようだった!