2009年04月24日

カフェ・ド・萌

「ただいま〜」とドアを開ける。
「おかえり〜」と元気デハスキーな大声の節子ママに迎えられる。
大袈裟なことはひとつもない。
コーヒーをいただきながら、お喋りをする。ママは4月4日の渡さんの生誕祭に行って来たので、その話題から、ずっと二人で話し続ける。
話し続けながら、セッティングをする。マイクをセットして音を出してみたのだけれど、なんとなく生で唄ってみたくなった。自然に唄いたかった。
セットしたけれどまたしまう。そう、この店は全部自分でステージをつくるのだ。自分の納得するやりかたでやるのだ。
本番前には必ず、ママから賄いを頂く。きちんと平らげた。食べながらもママとは話が止まらない。
お客さんがチラホラと入って来て、するとママはキリっと本番モードになる。
楽屋などない店なのにこのモードをつくってくれるために、お客さんとナァナァにならずに自分も集中できる。これは大事なことだと思う。
奇しくも4月8日はお釈迦様の誕生日で、、という書き出しのFAXが張られていた。島根の歌うお医者さん「長坂ゆきひろさん」から私宛にメッセージ。
ありがたい。
岡山市内や倉敷からも皆さん聴きに来てくださった。
今は亡きマスターと渡さんのツーショットの写真を背に、生で2時間。気持ちの良い時間の中で唄わせてもらった。
萌では打ち上げはない。翌朝早くからモーニングがあるからだ。健康的、長い年月ライヴをし続けてこれたのは、こういうケジメがあるからだし、決して有名であるとか、売れているとか、まったくおかまいなし、ただ人間としての質をテストされる場所。
だから日本中から老いも若きも唄歌い達がやってくる。スケジュールがいっぱいだ。
ママから寝酒のビールをもらって宿に帰り、お風呂にはいってもまだ12時前。嬉しいなぁ。
翌朝はもう一度、給食をいただいて出発。
曲がり角で姿が見えなくなるまで見送ってくれたママ。行ってまいります♪
posted by よしだよしこ at 00:00| 日記