一泊の小旅行。は、は、は、今回はギターはないのよJALさん。
息子や先生と雑談。良い学校に行けて良かった、、。極貧生活のわが息子はお正月よりもずっと明るい表情。同じバンドをやっている友達と3人で食事。
「今、何に挑戦している?」
ベースマンのY君は「16ビートですね〜、あと再来年にはバークリーに行くから英語の勉強」ふむふむ、そうね、16ビートと英語ね。将来は母校で音楽の講師になりたいのだそうだ。
ところで君は「細かいリズムをなるべく大きくとる練習。いつかスタジオつくりたい、ずっとスタジオ代で苦労しているから、これからの奴に気持ちよく安くあたたかい場所つくりたい」
なるほどね。19歳の現実的なしかし大きな夢だ。そんなこと語りながら二人とも遠く家を離れ、頑張っている。
夢を聴いてあげる事は大切だな、瞳がキラキラしている。
私は先に眠ってしまったが、息子はちょっと散歩と言って出かけた。
「彼女んとこだろ~?」と言ったら
「違うよ、海行って来る。海でぼーっとしてくる」
ほんとうだったみたいだ。夜中過ぎ潮の匂いの冷たい風が狭いアパートに吹き込んできた。