2008年12月27日

西表には久しぶり

今年の夏のツアーでは西表には行かなかった。今回は「すけあくろ」のみつおさんの紹介で、はじめてのスペース。高台にあるオープンカフェ。夕日の時間は最高のロケーションだそうだ。。しかし西表らしい気まぐれな天候。夕暮れどころか、時々陽は射してるのに強い雨が降る。
屋根がまったくないところだから、一番心配なのは楽器だ。湿った空気にさらすだけで元ちゃんのタイコも私のギターも悲鳴をあげる。
でも雲がきれた夕闇のなかでシンゴくんという米などを自給して、唄っている青年がサンシンで歌い始める。奥さんや友達が踊る。シンゴくんももともとは東京の人だそうだ。西表にはこういういろいろなところから移り住んでいる人たちが多い。私の友達よりこちゃんの友達プレコさん一家も関西からの移住。
いまだにゴッツイ関西弁でダイビングハウスをやっている。息子の海やん(小1)が凄く逞しく、去年は幼稚園だったのに、、あえてよかった。
本番、私たちのステージになったらまた雨が、、今度は本降り!一目散に(お客さんより早かったか)バーコーナーに避難。それでも1時間近く皆さんにはスタンディングで生音で聞いてもらった。こういうことは島にきたら起こって当然であって、船さえ出ない日だってあるのだから、西表にこれたことだけでもラッキーだったのだ。民宿の「もりうみ荘」のみゆきさん交えて、隣の売店〈開いててよかった)でカップラーメン、つまみ、お酒買い込んで、食堂でなんだかんだとうちわだけの打ち上げ。なんたって節約です。島の人たちも倹しい暮らしです。お金やゴミを落としていくのは観光客の人たちです。浜には日本語ではない文字の書かれたペットボトルも沢山流れてきています、ここはもう大陸と眼と鼻の先なのだと思い知らされる。
もりうみ荘でも一番最初に私がオヤスミナサイ。翌日はさんしん屋という素晴らしいサンシンを手作りしてる奥田さんに友達を紹介したかったのだけれど、
あいにく奥田さんは山の中に入ってイノシシの罠を仕掛けている最中だった、今が猪狩りの季節、島の貴重な食料だ。
離島の船は甘く見ると大変なことになってしまうので、翌日の昼の便で石垣に戻る。一度ゆっくり西表の奥深く行ってみたい。。。もっとみんなと仲良くなってからだ。
石垣に昼に着いて、一日休日。いつも応援してくれてライヴで一番酔っ払って帰っていく「白百合酒造」の池原興一さんにはじめて醸造所を見学させてもらう。三代目のこいうちゃん、やっぱりいくら夜は酔っ払っていてもきちんと朝から白百合のためにはたらいているのだ。この場所から東京の居酒屋にも送られているのだ。お土産に「白百合」いただく。私はあまり泡盛を飲まないのだけれど、「白百合」という名前が好きだ。東京からの友達を空港に送ってから浜に行く。
元ちゃんが猛烈な勢いで大量の珊瑚のカケラを拾い出す。ダンボール一杯だ!どうするの?
どうも部屋に飾るらしい。集めてその後郵便局で自宅に送っていた。運転をしてくださった白百合酒造のこういちさんはかなりあきれていたかな。ああいうときの元ちゃんは「放し飼い」にするより他になすすべはない。
夕食はこうちゃん、みつおさん、ひゃくちゃん、元ちゃんと。元ちゃんは五郎君とすけあくろでセッションの約束。私もしばし二人のなんともいえないブルースのアドリブ観戦。五郎君はまだまだ原石のような存在だけれど、年上にも諂わず純粋に音楽しているところが素晴らしい。あと20年もしたら私のこと覚えていてくれるかな、、、彼は覚えていてまた一緒に演ってくれるな。
すけあくろの夜はかなり遅かったようだ。
翌日は憧れの与那国!
posted by よしだよしこ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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