今年最後の、それもこんな押し迫った時期に沖縄に行けるとは思っていなかった。いや、この夏に那覇でNaturalToneというユニットをやっているはっちゃんに、「本島だけでもいいから貯まったマイルを使って一人で来たいなぁ」と言っていたら、はっちゃんとギターのNoriさんがセッティングしてくれてスケジュールが決まった。でも二日間だけの沖縄ってあまりにも寂しい、などと考えていたらタイコの元ちゃんが、いろいろな想いがあって沖縄にどうしても行ってみたいことがわかって、急遽八重山諸島からはじまるツアーを組んだ。
羽田、人間二人にしては物凄い量の荷物。何度飛行機に乗っても、無事に乗り遅れないでゲートをくぐることが出来るのはホッとする。元ちゃんも私も何度か悲しい想いをしているからなぁ。飛行機を降りれば石垣島だ。夕方5時過ぎ。東京だったら真っ暗だけれど石垣は春のようだ。「すけあくろ」のミツオさんが迎えに来てくれる。ほんとうにいつもそう、寡黙だけれど優しい。車に乗ったとたんに「腹減った、ソバ食べたい!」という私たちを石垣一番だと思っている「のりば食堂」のウコンを練りこんだソバをご馳走になる。
でものんびりはしていられない、すぐに「すけあくろ」に入ってリハ。今回は元ちゃんからの提案で、宿舎である「楽天屋」の息子である高校2年生の五郎君とのセッションというスペシャルがある。楽天屋には数度行ったけれど、五郎君のことは知らなかった。ブルーズだ、渋いのだ、ジャズも旧いマニアックなものばかり聴いている。私の唄にハープで、そしてソロの唄とハープも、それは荒削りだけれど、何処にもない五郎君の音だった。こういう時代や流行とは無関係でそして純粋に音楽にのめりこんでいる奴がいるのが凄く嬉しかったな。
最後はドラムにナオさん、五郎、みんなでセッションになった。
それにしても、3時間半のフライトの直後の唄は、耳があまり良く聴こえなくなっているので、少々きつかったな。。。ミツオさんにそういったら「若くないんだからさぁ、、」と笑われたけれど。
お客さんはそんなに多くなかったけれど、いつもと変わらずの打ち上げ、お寿司、白百合酒造のこうちゃんはオデンを、サシミも美味しい、店の看板娘ひゃくちゃんも元気だ。食べきれないくらいのご馳走は瞬く間になくなった。
翌日は高速船で西表島に渡る。
私は一人で早めに楽天屋へ。打ち上げで頂いたお酒〜オリオンビール1本と少々。沖縄にきたらやっぱりオリオンしか飲まない。なんといってもこの湿度と空気に一番合う。
みんなは朝までコースだ。あ〜はじまったぞ、ウチナァ〜時間だ〜明日船に乗り遅れるなよ〜オヤスミなさ〜い。
2008年12月24日
オキナワの一週間のはじまり
posted by よしだよしこ at 00:00| 日記