去年の夏、やはり大分のhakoで本当にビックリしたことがあった。そう、若者が大半の客席に、なんだか私と同じくらいの年齢の男性二人。どうも地元の人っぽくない。唄い終わってみんなが帰り始めた時に二人のうちの背の高いほうの人が話しかけてきた。立った一言「LOWDEN」うん??ナニ??
そうしたらもう一人の人が車から見覚えのあるギターケースを抱えてきた。
「あっ、そ、それ LOWDEN、、、、」
不思議すぎる。。なんで?
「買ったのは私です。よしこさんが弾いていたのですよね」そう、私が手放した可愛いLOWDEN−S25のカスタム。アルバム「ここから」の録音のために買った。でも次のアルバム制作のために楽器屋さんに売った。買ったのは延岡の市田さんだった。日本でも数少ないタイプだったから私が持っていたのでは?と調べていたそうだ。延岡から市田さんに頼まれて運転して(オニギリ2個で)いたのが高千穂に今回連れて行ってくれた首藤さんだ。
hakoの客席でそ〜っとケースを開けて弾いてみる。懐かしい音色。やっぱり素晴らしいギターだ。それからその日のうちに延岡でのライヴの約束をして、そして2回ほどそのギターをお借りした。今年作ったアルバムの中の「お蕎麦」という曲でLOWDENくんは響いている。
こんないきさつがあって、延岡に行けるようになった。去年はブリキのがちょうのさんちゃんと、永原元くんと濃い〜ライヴだったけれど、今年はゆっくりと一人のライヴになった。お客さんも去年と違う人たちもいらして、忙しい仕事の合間に集客をしてくださったのがこの幼馴染市田さんと首藤さんだ。そしてOUT HOUSEというお店のマスターも二人とは小さい頃からの同級生。今時なかなかそういう仲良しはいない。うらやましいな。
三連休の最後の夜だったからお客さんも翌日の仕事もあるだろう、、と、少し短めのステージにしたつもりだったけれど、やっぱり10時くらいになった。
首藤さんがバンジョーで参加してくださった。
唄の旅は不思議が一杯だ。
打ち上げはひっそりと(去年は大騒ぎだったな)近くのお店に連れて行ってもらった。本来の打ち上げだ。現場の蔭で苦労してくださった人たちがささやかにする打ち上げ、好きだ。でも小三のたいちくんも参加。彼はチキン南蛮をたいらげたらぐっすり眠った。二日間大人ばかりの中で頑張った。
翌日は延岡駅まで市田さんが送ってくださった。そういえばJRの延岡駅は初めてだった。今まで車やバスでJRを使っていなかった。
「また来年」と約束をして、Mr.LOWDENと延岡に「行ってまいります」をした。
宮崎空港まで電車で、そして福岡まで飛行機。これも初めて。電車を使ったら5時間はかかるという。宮崎知事が、頑張るはずだ。九州は交通網が不便なところが多い。でもこの在来線から見えるキラキラの海や、阿蘇の山々は新幹線や高速道路が出来上がるとどんな風に見えるのか。。。。
2008年12月02日
延岡 OUT HOUSE
posted by よしだよしこ at 00:00| 日記