10日、月曜日。ふだんのツアーでは帰る日か移動かOffの曜日だ。でもここははずせない。心斎橋。
南の中心。雑居ビルとネオンサインと若者、おじさん、オネェサン、オニイサン、、ごったがえしている。
「パルチザン」はそんなビルの中でもかなり怪しいビルの、それも地下にある10人ちょっとで酸欠になるようなお店だ。ジョニー君というエエ奴が、昼間一生懸命バイトして、夜見せを開いている。
この日、パルチザンに行く前に、mikkoさんの書道の展覧会に出かけた。
mikkoさんとは、いつもツアーでお世話になるだけで、書家であるのは知っていたけれど、はじめて見せてもらう。「本名と違うから、私のがどれだか当てて」。。。でもすぐにわかった。谷川俊太郎の詩と、イサオ君の唄の歌詞だったし、やはり字は体を顕すのか、、そうだと思う。
mikkoさんのお母様が主催されている、そうお師匠だ。79歳。絶対見えない。私は字が綺麗でないし、とても雑に書く人間だから『書』は縁遠く感じていたのだけれど、いろいろな場面で手紙を書いたりするときに、この頃はやはり「こころ」だと、あたりまえだけれど思う。書をされる人は、物事に丁寧だと感じる。丁寧というのは心だ。
しばし79歳の先輩とお話しておミカンいただいて、パルチザンへ、いやその前に斜向いのタコヤキ屋『味穂』へわんちゃんと。
まずはビールといきたい所だけれど、神戸で大塚まさじさんに水健康法を詳しく教えてもらってから調子が良いので、ビールの前に自販機で買った水を一気飲みした。そしたら体が冷えてしまって、ビール飲めなくなってしまった。。
熱燗を頼んだのだけれども、どうもくぃ〜っと酔わない。。。飲みはわんちゃんに任せて先にパルチザンへ。斜向いっていうのに迷子になりそうになる。酔ってもいないのに、、、。アブナイ。。。。。
この夜は、ジョニーくんの提案で、高松洋子ちゃんという私の半分の年の女性と共演。洋子ちゃんはいつもパルチザンで私の唄を聴いてくれている。
でも彼女の歌を聴くのは初めてだ。
お客さん満杯!立ち見あり!
洋子ちゃんは三曲うたった。一日前に出来たという唄を最後にうたった。緊張は伝わってきたけれど、私は聴いていてとても爽やかな気持ちになった。
上手いとか、どうとか、名前とか、そういうものを超越したところで彼女はしっかり前を向いて唄っていた。媚びたり、手を抜いたりしている人がいたらきいてもらいたいと思った。正直に感動した。
最後の夜、おもいっきり弾けましょう!!と最後はみんなでYEA〜〜〜〜〜
御堂筋を渡ったほうに、お客さんを連れてライヴに来てくれた鎌倉研さんの店があって、ありがとうを言いにはじめて行ってみる。綺麗な店だった。午前3時まで奥さんと二人でやっているという、体に気をつけてね。
平田ママ、rokuさん、ゆめさん、わんちゃんとちょっとだけバーかまくらで反省会して、なんと帰りはママ経由、八巻家経由でわんちゃんがタクシーで送ってくださる。ありがとう。