2008年11月19日

かんとだき

大阪の針中野というなかなか変わった地名の商店街にまたまた変わった名前「かいたにや」という酒屋さんがある。一昨年お世話になって二回目。
酒屋でライヴ?そうライヴ。細長いビルの各階は8畳くらいかしら、その三階とBarコーナーの二階が客席。唄は三階で唄う。料理も出すのだけれどキッチンは四階にあって、、そして一階は普通の酒屋さん、そして面白いのは地下に立ち飲みやがある。こうやって文章にしても良くわからないでしょう、、。
とにかくエネルギッシュな酒屋。
最近は量販店が沢山出来て、酒屋さんや薬屋さんなど、そして小さな商店街はとても苦労しているはず。
そんな中で「かいたにや」さんは大変でもふんばっている。
今の櫂谷繁樹さんは二代目。お父さんお母さんが戦後始めた店。そのお母さんが素晴らしく頑張りやさんでユーモアあって店を守り抜いた智恵のある方だと今回知った。もちろんいまの息子さんをみれば大体想像はついていたし、一昨年お邪魔した時には足の具合が良くなくて地下の立ち飲みやさんのもいらっしゃらなかった。昨年亡くなられた。
櫂谷さんからは、いろいろなものをいただいている。ワインの瓶くらいのドデカイ「エルメスソース」美味しい、しかし一人暮らしなのでなかなか減らない。熟成させよう。ビンテージ・ソースだ!
それから「ジョニ・ミッチェル」の音源。
そして今回はお母様が書かれた文集。200ページ以上ある。念願の出版だったそうだ。まだ半分までしか読んでいないけれど、決して大げさではないのだけれど、家族や家業のことなどが綴られていてスラスラとそして感動しながら読ませてもらっている。
立ち飲みやをはじめたのはこのお母さんだ。小さなお皿に酒の肴になるような煮付けや和えモンがあって、奥の鍋には「おでん」がぎっしり。関西ではおでんのことを「かんとだき」と呼ぶ。
繁樹さんが音楽好きだから、バーコーナーと共にライヴもはじまった。
智恵は受け継がれていくのだな。
音楽好きな人たちが集まってきてくれた。なにしろ美味しいお酒と肴でしょ、
お客さんはリラックスだ。
この夜もわんちゃんにハモニカ手伝ってもらう。
そしてsAinのイサオ君がPAをてつだってくれた。なおきくんもやってきてくれた。
わんちゃんには、忘れ物で新大阪〜針中野間を2往復半させてしまった、、、。今回は忘れ物多かったな〜〜〜
posted by よしだよしこ at 00:00| 日記