2008年10月28日

両国

増幸亭は、友人のよりこちゃんの小学校の同級生である清水家の1階にある小さなホール。普段はマスコさんという方が、事務所として、そして時々落語を中心にイベントをしている場所。小さな空間、しかしかなり高さのある高座がしつらえてある。落語だからな、この高さは普通。でも私が唄うには高すぎる。急遽高座にセッティングしてもらったマイクを客席に下ろしてもらう。
お客さんの大半はよりこちゃんが通っていた両国の小学校の幼馴染。そして私のライヴにいつも来てくださる方々。親子で来てくださった方もあったが、殆どが50歳以上。でもみんな元気で若い!世代の話はあまりしたくないし、しないようにしているけれどやっぱり歳が近いと会話がスムーズだ。まずカラダのはなし、みんなどこかしら病気を体験していたりする。そして親と子供の話。しょうがないそういう年代だ。
さてライヴ。なんとなくみんな緊張しているのか静か。。。でもその静けさをいただいて、す〜っと唄いだす。今年のアルバムの曲を中心に、そして最近つくった唄も。最後は虹の王国でコール&レスポンス、やっぱり応えてもらえた。嬉しい。
このライヴは打ち上げが豪華だ。みんなが手作りでお料理やお酒を持ち寄ったから。テーブルに乗り切らないほどの料理。学級委員だったという女子さんはサラダをなんと一人ずつパックして、それから炊飯器ごと炊き込みご飯をセットして炊きたての牡蠣ご飯まで登場。面白かったのは、私の音楽を支えてくれている近藤達郎くんの中学の同級生が二人もいた。縁とはいえ不思議。よりこちゃんはすし屋の娘だったから嫁入り道具にオモイオモイ銅の卵焼き鍋を持っていて、特別のイベントのときに凄まじく旨い「ギョク」を焼いてくれる。卵8個で特製だしがたっぷりはいっていて、江戸前のアマ〜イふわふわの。2枚焼いてクタクタだったろうな。
いつも私のライヴのあとに座をもりあげてくれるベニーちゃんは新作披露。カラオケつきだ。骨折して退院したてのSさん、まさえさん、ラルクさんもいっぱい食べていて嬉しかった。
ライヴ途中で帰ってしまったK氏にも味わって欲しかった時間だ。
みんなご近所だから普段着で、三々五々と帰って行くのだけれど、幼馴染は賑やかだ。
企画してみんなに声をかけてくれたよりこちゃん、清水家のみなさん、笑顔がたえない両国の昔子供だったみなさん、そしてアウェィなのにすっかりなじんでいた皆さんも、本当にありがとうございました。
この夜は私は、清水家の2階の生前おばあちゃんのお部屋だったところに一人ゆっくり休ませてもらい、翌日の佐野に向うのに、昨夜の仲間の一人ガッチャンがタクシーをつかまえてくれてホームまで荷物を持って送ってくれた。
下町は優しい。また行きたいな〜。。。。よりちゃん。。。

今年99回目のステージでありました。
posted by よしだよしこ at 00:00| 日記