2009年03月02日

横断する、そして最終地

幕別、前夜の雪は見事に上がって晴れている。これから山脈をひとつ越えて札幌まで。去年と違うのは新しい道が出来ていて札幌まで少し早く行けるようになったこと。鉄道も不便な北海道ではやはり道路つくりは大切なのだ。しかし道路というのは一番難しい問題を抱えている仕事。本当に必要な場所に正しい道をつくって欲しい。日本全国、本当に日本は道路が立派だ。こんなところまで道があるんだなぁ、、とびっくりする。
山越えの途中、雨が降る、向かいの山、十勝あたりの晴れた雲間に大きな虹!それもトンネルを抜けると虹は二重になって現れた。追いかける、追いかける、そしてまたトンネルをいくつかくぐる頃には虹は消えていた。自然の現象の中でダイスキが「虹」「流れ星」。旅をしていてこの二つのことに出遭うと、もうそれだけで幸せになる。幸せになれることに感謝する。すべてがうまくいくように思えるのだ。ありがとう大きなアーチ。

札幌に着いたのは、朝出発してから6時間ちかく。幕別でお客さんに頂いた美味しいパンを車中で食べただけで食事もせずに走った。そう、札幌でラーメンを食べることになっていたのだ。元ちゃんに連れて行ってもらったのは札幌でも古くからやっている「サッポロラーメン」らしい味噌ラーメン。でも何処が一番なのかなんて誰も決められない。いくら美味しくても、その時の体調にもよるし、それはつくっている人にも当てはまるし。ライヴもまさにおんなじだな。好みは人それぞれだ。しかしラーメン、少し値段が高いと思うこの頃。せめて¥500代にして欲しい食べ物だ。

ホテルでつかの間の昼寝。才谷屋に6時過ぎに。オーナーのもーりーも元気だ。音楽ダイスキな愛媛出身、坂本竜馬大好きなもーりー。ススキノという激戦区で立派なビル〈ススキノではひとつのビルに何十件という店が詰まっている)で頑張って美味しい食べ物とお酒と音楽を大切に頑張っている。ビルの入り口に入ると地下にある店のチラシが目に入る。「加奈崎芳太郎ライヴ」
あれ〜、そういえば加奈崎さんは北海道出身だったな。随分前から長野にいるけれど。まさかこんな雪の夜に同じビルの地下と三階で、偶然だ。
リハーサルが終わってから地下に挨拶にいく。ドアを開けたらちょうど加奈崎産、歌う直前の挨拶の状態。空気を読みきれない私「お久しぶりです」
「よしこ?オマエなにやってんの?」というわけで「あとでね」と言いながらドアを閉めて。才谷屋さんライヴはじまりはじまり!狭いステージだからお客さんにも私たち演奏者にも生の音が届く。それが暖かい。
わざわざ蟹大好きな私のためにタラバの足を沢山差し入れしてくださったかたもあり、モーリーは私の新曲嬉しそうに聴いてくれていて、打ち上げはトンシャブとカニ〜〜〜!本当はすぐに地下のセンパイに再度ご挨拶市に行かねばと思いながらテーブルを離れられない。だって美味しいんだもの。
しかし、そこは旅での再会、地下に降りて加奈崎さんにもう一度ご挨拶。そこでも打ち上げしていたけれど鍋もカニもなかったな(そういうお店ではありません)ご機嫌そう、お元気そう、「オマエ、あの頃セーラー服でエレックに来てたよな」あまりにも旧い話。でもそうです。5歳先輩は一生続くのだ。でもこうして旅を続けている先輩、エレックのアーティストでは珍しいのだ。元気で唄っていることを確認してお別れ。
雪はかなり降っている、元ちゃんは行くところがた〜くさんあるようで、私はいつも聴きに来てくださる古木さんに車でホテルまで送ってもらう。歩いてもすぐなのだけれど、楽器2台を持って今度の旅でも3回は転んだ。助かります。若い女の子はパンプスで闊歩しているのに、ゴム長の私なのに。
posted by よしだよしこ at 00:00| 日記