与那国〜石垣経由〜那覇空港、あ〜都会だ!1時間遅れでやってくる元ちゃんを空港のソファでタイツに刺さってしまった与那国の思い出を一本一本抜いて待っていたら、目の前のイスにギターを持ってじっとしている少年。なんと石垣のブルーズ・ボーイ五郎だった!「五郎!」と声をかけるとびっくりしていたけれど、東京で撮影があるのだと言う。そうか、那覇も石垣に比べたら都会だけれど東京か。。。デビューのための準備だという。その頑固で諂わず繕わない君の音楽を楽しみにしているよ♪
この夜は国際通りのすぐ近くの宿に泊まるだけ。とりあえず元ちゃんとご飯を食べて私は自室へ、元ちゃんは友人のやっている店にタイコをかかえて出かけた。
翌日、NaturalToneのノリさん&はっちゃんとランチをご馳走になる。本島二日間は、この二人の尽力で決まった。いつもお客さんとしてきてくれていたけれど、一緒に唄えることが何より嬉しい。やっぱり音楽をやっている人間は自分もやらなくっちゃつまらないもの。
一日目、宿の近く「FavoriteCafe」それほど大きな店ではないけれど、若い人たちが集まるカフェだ。はっちゃんの友人で弾き語りをするりかさんもコーラスで参加してNaturalToneのステージから始まった。店の奥でゆっくり聴かせてもらった。曲は全部ギターののりさんが創るらしい。のりさんらしい優しい唄ばかりだ。いつかはっちゃんも創るともっとおもしろくなるかもしれない、、忙しい仕事をしながら週末に音楽を楽しんでいるのだ。
翌日もあるので、全員早寝。
元ちゃんはめずらしく翌朝早起きしてレンタカーを借りて南部へ探検。北谷出発ギリギリに駅から走って帰ってきた。走る元ちゃんというのも珍しい。
というわけで、北谷(チャタン)にあるモッズへ。モッズは3年前までコザにあった。はじめて一人で本島を旅して唄わせてもらったのは3年以上たっているのか、、。北谷は若者が沢山集まるどこかグアムあたりにあるようなプレイスポットだ。観覧車もあるのだ。新しいモッズは前より広くて、さぁ、お客さんどうなるかな〜、、マスターの喜屋武(きゃん)さんは相変わらず音に凝っていて気持ちよいリハ。
そして心配をよそにお客さんがほぼ満員だ!もちろんはっちゃん&のりさん&りかさんがお客さんを呼んでくださった。そして私の友達も友達連れて随分来てくれた。殆どが私の唄を聴いてくれるのははじめてのお客さんだ。
ギターの応援に与那覇春樹さんも来てくれていて、というかりかさん、NaturalToneとのユニットという豪華なステージだった。
私のステージでは、ダルシマの伴奏ではっちゃんにTimeAfterTimeを唄ってもらった。そして元ちゃんのタイコのソロコーナーもあり、その後私は最後の曲でギターの弦を切ってしまうほど弾けていた。自分でもビックリ!そして最後は出演者全員で私もはっちゃんもりかさんもハンドマイクで「STAY」!ビッグバンドだ!
あ〜終わりたくないよ〜帰りたくないよ〜オキナワ〜と叫んでいた。
しかし、終わりはあるのだ。次の出会いまで。
のりさんに那覇まで送ってもらう。お世話になりっぱなしだ。
最後にアクシデント。元ちゃんが店にリュックを忘れてしまったと言う。
結局今度ははっちゃん&りかさんが那覇まで。。。。
う〜ん、私たちは今度のツアーでどれだけの人たちにお世話になってしまったのでしょう、、、。
出会ったすべての島々の人たちに感謝。なた来年も元気に唄ったり、語ったり、食べたり飲んだり、出来るように、オキナワは柔らかいけれど、私などが簡単に語ってはいけないほどの歴史と現実を抱えて、それでもしなやかに私たちを迎えてくれた。
2008年12月31日
オキナワツアー最後の3日間
posted by よしだよしこ at 00:00| 日記