5日金曜日、昼過ぎから土砂降り。このところCHADで唄う日に雨にたたられる、、う〜んどうしようかこの荷物、、。どうやっても楽器が濡れる。何処へ行くにもギターとダルシマを抱えて歩いていたけれど、ツアーと違って都内にに行く時はバス停まで歩く、電車の駅まで歩く。びしょぬれは楽器が可愛そう。久しぶりにダルシマを留守番させて出かけた。ギター一本勝負。それもまた良いアイディアだと思った。いつもダルシマで唄っていた曲をギターでうたうのだ。CHADについたころには雨はやんでいた。そして師走の金曜日にもかかわらず駆けつけてくださったかたがたと和やかな時間だった。お店はBarだから、じっと聴きいる人、グラスや料理の音、小さな話し声、毎日のように行われているライヴをしている人達の息遣いも染み付いた場所、もう4年ちかくお世話になっている。東京でレギュラーで2〜3ヶ月おきに続けるにはそれはそれでなかなか難しいものがある。お客さんも同じ人たちが多いから毎回何か新しいことに挑戦しなければと思ってやってきた。失敗することもあった、それは練習不足だったり、ツアーでの疲れで集中できなかったり、毎回反省する。そして反省からまた生まれるものも沢山あった。挑戦しなかったらわからないことだ。ミスをしてはいけない、でも挑戦しないほうがもっと悔やまれる。CHADの本田さんと集まってくださるお客さんにそういう意味でも感謝なのだ。15人でいっぱいになる小さな店で私の挑戦は養われている。
7日、高円寺「Alone」二年ぶり。この日で今年の東京のライヴはお終い。まさえさんが企画をしてくれた。
昼間の二時からのライヴ。朝7時過ぎに起きた。セットリストを作る。どの唄も唄いたい。でも時間は二時間弱。悩んで悩んで、ドキドキするけれど今日はお客さんへの感謝のライヴだ。高円寺に昼に着いて大急ぎでマイクチェック。本番まで30分弱で楽屋で20曲を確認、忙しかったな〜
30人ものお客さん。遠くは名古屋、宮城、静岡、私より早起きしてくださったかもしれない。初めて来てくださった方も、そしていつもいつも私を支えてくださっている人たちも。ありがたい、シアワセ者だとつくづく思う。嬉しくってステージに駆け上がった。
Aloneは小さなスペースだけれども、余計なものがない四角い箱で、だから小さいのにコンサートホールに立ったような感覚。照明も綺麗で、何しろ音は抜群に綺麗だ。オーナーの井上さんがまさに一人でやりきっている。凄いな。沢山唄いたいからあまりおしゃべりはしなかった。昼に唄うには、本当はその何日も前から体を慣らしておかなければいけないのだったけれど、ちょっと声が出しにくかった、、。これは申し訳ないと思った。しかし、時間を作ってきてくださった方々に、一生懸命「今の自分」を唄いきろうとズンズンとうたった。
新しい唄、今年もいくつか出来た。それはまだまだ生まれたてで、心もとないところあるけれど、いつもいつもおんなじ唄ばかりでは「マイクの向こう側もこちら側も新鮮ではない、話す内容もそうだと思う。」
まだまだこれから20年以上は唄わせてもらおうと思っているのだもの、私はこういうやりかたで少しずつ成長させてもらおう。方や策ではない、自分と目の前の人を信じて飛び込むんだ。やりかたはそれしかない。
このTOKYO二日間でしっかり掴ませてもらった。ありがとうTOKYO!
高円寺のヤキトリやさんでささやかに乾杯!
その後私は代々木のライヴハウスで行われている恒例の「トラ・トラ・トラ」を聴きにいく。昼間とはうって変わっての爆音だ!ミチロウさんもラビさんもかっこいいな、NYのマサさんのサックスの音好きだ。
そしてこのイベントをやり続けている佐渡山豊さん、新しい唄もかならず創りつづけている、凄い、そしていつも新鮮だ。
トラ・トラ・トラは忘れてはいけない暗号。仕掛けたのか、仕掛けられるふりをしたのか?いつも駆け引きの世界だ。不当な権力に屈しない民衆が増えなければいけない。強くなる!!騙されない!!
2008年12月08日
TOKYO 2day’s
posted by よしだよしこ at 00:00| 日記